人と人をつなぐ

講師のブログ・Q&A

  • 女性の講師です
    兵庫県神戸市中央区港島中町
    25歳
    神戸大学 発達科学部 人間形成学科

ハンドルネーム:めぐみさんのブログ

子どもの人生に寄り添うこと

私が教育と携わり始めたのはおよそ4年前。
その中でも思い出深い子どもとの出来事を今回書きたい。

私の担当生徒は中3で、おとなしい女の子でした。
中学はお嬢様校に通っていたものの、学校の成績が悪く、
教師にこのままでは内部進学できないかもしれないと言われたそうで塾に通い始めた。

彼女自身は、友達関係や親子関係にも悩んでいて、勉強する、学力を上げると言う前に、勉強に向かうことが彼女にとってハードルが高かった。
もともと小学校時代は出来る子。だから中学にいって出来ない自分を受け入れられない。自分は出来ない子、どうせやってもできないと彼女は自分に対して思っていたようだった。

彼女と授業する中で、確実にこれはできるというものを増やしていこうと考えた。
授業の中で確実に勉強ができるようになることが彼女にとってやれば出来るんだという自信がつき、自分に対して肯定的になれるのではないかと考えた。
また勉強の合間に学校での話、家族の話に耳を傾けた。
彼女が少しずつ変わっていった。前は嫌がっていた勉強に対しても、宿題をやってくる、遅刻せずに塾にくるなど確実に成長が見られた。

ある日彼女と将来の話をしたとき・・・

「私、大学に行きたいです」
と言ってくれた。

大学にいく、進学するというのは私の中ではあまり考えたことがない夢だった。むしろ○○になりたい、○○をしたいから
○○大学にいくという夢をもつのではないかと・・・。
でも、彼女には理由があり、両親が高学歴(お父さんは大学教授だった)だったため、両親と葛藤がありながらも憧れているからこその夢だった。

私は彼女の夢を聞いたとき、大学にいく、という夢だけではなく、もっとどんな大学生になりたいか、どんな勉強がしたいかまで考えて彼女の夢を応援できる人になれるのではないかと思い彼女と勉強を共にしながら、将来の夢について考えた。
いっしょに彼女の得意を探したり、やりたいことを一緒に本で調べたり・・・・。

彼女が最後に、私が学んでいる心理学に興味を持ってくれたことを伝えて終わろうと思う。

彼女は絵が得意だった。そんなある日私が心理検査の中で風景更生法といって絵をかいて自分の心理状態を描くという授業があった。その話を彼女にし、私の過去の話等をした。

すると、大学に行って臨床心理学やるのもいいかな・・・と言ってくれた。

彼女の夢を一緒に描く中で、なにかきっかけを与える人になれたのかな?と感じている。