定期テストで8割を取る方法!? 〜「テストの見直しとは」〜
前回、「定期テスト」で「8割」をとるためには、「過去問を分析すること」が重要であると言いました。それに関するちょっとした補足です。
定期テストが終わった後に、お母さんたちが「見直しはしたの?」というようなことを仰っています。なるほど、確かに見直しをするのは非常に重要です。しかしながら、具体的に「見直し」というのは「何を」見直すことなのでしょうか。
私が考えるに、定期テストの「見直し」には大きくわけて以下の二つがあるように思えます。
① そもそも何ができなかったのかを確認して、定着させる。
② このテストが「どこから出題されているのか」ということを分析させる。
おそらく、多くのお母さんが仰っているのは(1)の「定着のための見直し」なのではないかなぁと思っています。たしかに、定着をさせるための見直しは非常に重要です。しかしながら、たかだか定期テストのためにした勉強が自分の身になるということはあまりないように思われます。それよりも、(2)の「次のテストにむけて勉強の方法を考えさせる」ということの方が重要なのではないかなと思います。
今、「(1)よりも(2)のほうが重要」と言いましたが、その重要性は個人個人によると思います。もっと重要なのは、「あることをやる(やらせる)ときに、複数のやり方・視点を持っておく」ということかなと思います。そして、それを「どうして」、そして「どのように」やらなければならないのか、ということを「きちんと説明できる」ようにすべきかなと考えています。
中学生・高校生たちは
「なんで○○しなければいけないんだ!」
などと言って、話を聞こうとしません。基本的に。
そういった中学生・高校生を相手にする私たちは、「なぜ」と「どのように」ということを明示的に説明できるようにしておくべきなのではないかな、と思います。
以前、都内トップレベルの高校の先生とお話したときに、「今の活動、どうしてやってるんだっけ?」と必ず確認させるようにしているということを伺いました。
いくら偏差値が高い高校生であっても、「なぜ」と「どのように」ということを明らかにしておくことは重要なのだな、と改めて実感しました。