受験とは運を上げられる宝くじ
「勉強すれば受かる」
この言葉は受験勉強がどんなものかを示す典型的な合言葉ではないでしょうか。
しかし僕はこの言葉が嫌いです。この言葉を生徒にかけるのはもっと嫌いです。
なぜなら、「勉強しても受からないかもしれない」からです。
しっかりと努力して、実力も付けた受験生でも、落ちることはあります。「絶対に受かる受験生」など存在しないのです。
では受験勉強は無意味なのでしょうか。
そんなことはありません。確かに勉強して、実力をつけた人が「受かりやすい」ことは確かです。
結局、受験は宝くじの様なものなんだと思います。100%当たるくじなんてない。結局最後は神頼み。
でも受験が宝くじと違うのは、受かる確率を努力で引き上げられるということです。宝くじは誰が買っても同じ確率でしか当たりませんが、受験は違います。実力をつければ、99%のところにまでは持っていけるのです。
受験勉強は生徒さんの合格を確実には担保してくれません。しかし合格の可能性を極限まで上げることは可能です。
そして万が一落ちてしまったとしても、受験勉強で培った能力は100%受験のあとの人生を豊かなものとしてくれます。
家庭教師の役割は、生徒さんの合格確率を上げるお手伝い、そして何よりも生徒さんの今後の人生を一層豊かにするサポートだと考えております。